| jpx724(合成木蝋) |
最終更新日 2003年03月08日
日本精蝋と合同研究で、開発しました。
櫨蝋が、自然蝋で供給に不安があり、例の普賢岳の噴火、その近年の台風19号で櫨蝋が入荷しなくなりました。その時、この進んだ時代に人工的な櫨蝋ができない物かと試行錯誤の上、大阪のある業者に依頼しました。
その業者の紹介で日本精蝋に委託することができました。
昭和48年の第1次オイルショック時以来の大打撃で、どうして蝋燭を作ろうかと本当に悩みました。
3年もかかった、1992年12月にJPX724のネーミングで一応製品化した。
燃焼性、油煙の状態、今までのどの蝋より櫨に近いと思う。
手も、漬けられる、手を漬けられる蝋は他にはない、JPX以外は融点が高くて、火傷をする。
もし、あっても手触りが悪かったり、ベタついたりで製品化はできにくい。
今でも、よりいい物を求めてサンプルは1000種類にも、およぶ。
まだまだ、現在の科学では分析できない特性が含まれているのだろう。
その分析出来ないところに秘密があるようで、解明できない。
まだまだ解明できない見えない世界が、どれほど多いか?何回大阪に行ったことでしょう、それらしい物ができ、ネーミングをジャッパックス724にしました。
724番目にテストした蝋が、使用特性が櫨蝋の燃焼によく似ていたため製品化しました。
しかし、本物ではなくきれいに燃えるのですが、どこか違います。
この蝋は、特性では櫨に一番近く、家庭用の物なら燃焼では区別がつきません。
ただ、堅いため逆に折れやすくもろいのが欠点です。
この研究中に思った、人間を分析することは出来る、どの様な物質で出来ているのか分析は出来る。
それでは、その物質をそろえたら人間を作り出すことは出来るか、答えは出来ない。
人間は、蚊一匹作り出すことは出来ない。人間は、解った解ったと言いますが、自然の中では解らないことばかりです。
解ったと言うことは人間が知っていることの範中だけのこと、知り得ないことは解ったか解らないかすら解らないのです。
やることをやったら、やはり櫨の優秀さを認めざるを得ませんでした。